佐野元春

『エンタテイメント!』佐野元春&ザ・コヨーテバンド【新曲感想】

2020年5月1日に佐野元春&ザ・コヨーテバンドの新曲『エンタテイメント!』←YouTube  のMVが公開されました。40年目にして衝撃のブランニュー元春ロックンロールの誕生です。

感想としてはとにかく格好良いの一言に尽きます。激烈に格好良いロックンロールです。この曲は日本のロック史に残る名曲だと思います。マジで。

曲調としては正真正銘のギターロックです。コヨーテバンドとの作品で今までありそうで実はなかった疾走感・ドライブ感がたまりません。

私は佐野さんのファンを始めて40年近くになりますが、この曲のファーストインプレッションの衝撃は私的に間違いなくトップクラスです。

その鳥肌の立ちっぷりは1989年の「約束の橋」以来かも知れません。名曲「境界線」でもここまでしびれることはなかったですね。

60歳を過ぎても尚、これほどにフレッシュなロックンロールを聴かせてくれるとは感謝しかありません。

古臭さは微塵もないので是非若い人に聴いてもらいたいですね。感想を聞いてみたいものです。

あと、細かい話で恐縮ですが、曲中の「堕ちてゆく…」の「It’s Just an Entertainment」あたりでサックスが遠くで鳴っている様に聞こえるのは私だけでしょうか?

また、元春TVショーではMVにドローンを使用していたかと思いますが、撮影ではなく照明として使用していたのですね?

グリーンのぼんやりとした丸い発光。あれって現在世界を震撼させている空気中に漂うアレのイメージかなと思いました。

無論、飛沫が重要であって空気はそんなに関係ないことは理解しています。イメージなんでねイメージ。まさか佐野さんの口元に発光体を飛ばすわけにはいかないんでね。

さて、気になる歌詞ですが、現在のSNSやコロナ禍・相次ぐ訃報などの社会情勢とどうしても結びつけたくなる、ドキッとする様なフレーズが小気味よくシャープに続きます。

「手のひらの中 どうしようもないつぶやき 胸が痛むのはなぜ? もう涙もないよ」

「ここはそこら中 見かけ倒しの愛と太陽 信じてしまうだけ悲しくなるだけ」

「みんな敵対しあって自分の都合で生きてる 怖気付いたのは誰? そっと次の順番を待ってる」

「落ちてゆく星を見ていた夜」

「誰もが堕ちてゆくあの人を見ていた夜」

「奇妙なガスに満ちているこの危うげな世界」

『誰も傷つかない そこにあるのは望むような世界  It’s Just an Entertainment 』

『束の間でいい  イヤなこと忘れる夢のような世界 It’s Just an Entertainment 』

まさににその世界とはこの曲そのものであることは言うまでもありません。

わずか3分半という時の中に無限の夢世界が広がっていることを私は確かに確認しました。

この曲さえあれば2020年のGWはステイホームで問題なしです。ありがとうございました。