佐野元春

「この道」佐野元春&THE COYOTE BAND 【コロナ禍の癒しに】

2020年4月8日(水)21時にYouTubeで佐野元春&THE COYOTE BANDの新曲が公開されました。

その名も

「この道」 Social Distancing Version

この曲を公開した理由は、最近のコロナ禍で疲れた人たちを応援するためだそうです。と言っても、むやみに「がんばろうぜ!」とお尻を叩く様な応援の仕方は佐野さんはしません。

公式ホームページ上にアップされている「ハートランドからの手紙」によると「希望と絶望。どちらから見ても同じ景色になるように表現してみた」そうです。

ところが歌詞を読んでみると言葉そのものは優しげで、シビアな言葉は見当たりません。「いつかきっと 願いが叶う その日まで」と終始希望に満ちた表現になっています。

しかし逆に言えば現在は、ごくありふれた日常すら失い始め、人々はそれを希望しなければならない程の切迫した状況にあることを暗示しているとも言えそうです。

そう考えると佐野さんが仰っている「絶望」も理解できます。絶望が希望を生み、希望の裏側には絶望が存在しているという。

曲調としてはレゲエ調の穏やかでほんわかとした春の日差しにぴったりの暖かみのある曲です。レゲエ調の佐野さんの曲と言えば、クリスマス・タイム・イン・ブルー、2枚目のセルフカバーアルバム「自由の岸辺」に収録された「グッドタイムス&バッドタイムス」以来の3曲目でしょうか? 違ってたらごめんなさい。

また、レコーディングや映像撮影は一切誰とも会わずに各々の自宅にて行なったそうです。「テレワーク」創作、斬新です。

映像では佐野さんの愛犬のゾーイ君が終始佐野さんの横にいます。もうこの際だから、佐野元春 & THE COYOTE BAND & ゾーイ の作品と言っても良いかも知れません。ゾーイ君がいることで間違いなく癒し効果が高まっていると思います。

あと、副題の「Social Distancing Version」についてですが、Google翻訳で「Social Distancing」のみを日本語に翻訳すると「人混みを避ける」と出てきます。

しかし「Social Distancing Version」を翻訳にかけると「社交ダンスバージョン」と出てきます。「人混みを避ける」と「社交ダンスバージョン」、ここにも「絶望」と「希望」が隠されているというのは考えすぎでしょうか?

いまは人混みを避けるべきだけど、いつかみんなで手をつないで社交ダンスを踊れる日がきっと来るはずという…

2020.4.20:「Social Distancing Version」のGoogle翻訳につきまして、現在は普通に「社会的距離バージョン」と出てきます。ただ「社交ダンスバージョン」と出てくる場合もあります。なんだかよく分からないのでとりあえず取り消します。妄想終了です。失礼いたしました。

 

2020.4.24:「社会的距離バージョン」と「社交ダンスバージョン」のGoogle翻訳の件、頭文字が大文字・小文字で変化する様です。(一部が大文字 or 小文字でも変化する様です)

Social Distancing Version  =  社交ダンスバージョン

social distancing version   =  社会的距離バージョン

佐野さんの言う「希望と絶望」、ほぼほぼ真逆のGoogle翻訳。この翻訳精度の低さを佐野さんが知っていたのか、単なる偶然なのかは謎のまま。

 

かつて9.11の時は「光-The Light」を発表されましたが、あの曲は痛々しくて当時以降はあまり積極的には聴かなかったのですが、本作はコロナ疲れを癒してくれるだけでなく、コロナ禍を抜きにしても楽しめる、穏やかな気持ちにしてくれるそんな楽曲です。

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